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最新掲載日:2002・08・19

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 千葉県連絡会のT.M.さんは「「被爆57周年再び戦争を繰返すな!8.6広島大行動」に参加された、翌日広島湾の戦蹟をめぐるスタディ・クルージングに参加されました。
 たくさんの写真を交えてその報告を行って頂きました。
 件名:  「広島湾スタデイ・クルージング2002」参加報告
       
 - 海からみる,広島湾の戦争遺跡と軍事施設 -
 日  付:  2002/08/09
 差出人: T.M.さん(千葉県連絡会) 
8月7日,<呉と島々の歴史をみてまわる会>主催の広島湾スタディ・クルージング2002」(― 海からみる,広島湾の戦争遺跡と軍事施設 ―)があり参加してきました。

広島港(宇品港)から似島,江田島,広,呉,広島港へと回るクルージングです。

広島・呉・岩国は旧日本軍の重要施設があったところで,戦後米軍,自衛隊が引き継ぎ,現在さらに強化されていると言うことです。強襲揚陸艦「おおすみ」が配備されているのも呉です。有事法制化の中で,自衛隊の侵略軍隊化が進んでいます。

 このクルージングは毎年行っているということで,下記のHPが参考になります。

 (1)「広島平和と生活をむすぶ会」
HPの“98/8/7海から見る!被爆と戦争を
   考える
スタディー・クルージングに参加して・・・。”
                       (
投稿:Chiharu Ishihara)

        http://webclub.kcom.ne.jp/ma/tmhj/cruise.html

 (2)「ヒロシマの今から過去を見て回る会」のHPの“5.戦争遺跡等”

http://ww3.enjoy.ne.jp/~simoiti1329/sensouiseki/mokujisennsouiseki.htm

   (3) 「ピースリンク広島・呉・岩国」のHP

       http://www.d6.dion.ne.jp/~knaruaki/plindex.htm 
                        
                         ・・・・・を参照ください。

 − 海からみる,広島湾の戦争遺跡と軍事施設   
 2002/8/7 T.M.さん撮影

01 似島 旧陸軍検疫所があったところ

02 江田島 海上自衛隊水雷整備所

03 大事故のあった中国火薬の工場

04 米陸軍秋月弾薬庫 集落と隣り合っている

05 ベトナムからの連帯のあいさつ

06 海自艦なだしおのスクラップ

07 強襲上陸用舟艇(LCAC)が修理されている

08 米陸軍広弾薬庫

09 韓国からの連帯のあいさつ

10 大型輸送艦「おおすみ」(戦車揚陸船)

11 大型輸送艦「おおすみ」(戦車揚陸船)

12 大型輸送艦「おおすみ」(戦車揚陸船)

13 海自呉基地

14 海自呉基地

15 中国帰還者久保田哲二さんのお話

16 呉空襲証言者高橋節子さんのお話

17 海自艦 

18 広電路面電車(広島港)

 HP管理人より T.M.様 
 2日間に亘り、お疲れ様でした。普段目にすることのない日本の軍事施設を写真上ですが見ることができました。瀬戸内海は、古代から日本が中央集権化する明治前までの殆どの時代が大陸との平和な交易などのルートであったわけですが、明治以降、物騒な軍事施設が置かれていることを残念に思います。
 過日、NHKで放送された2回の特集には驚き、そしてこみ上げる怒りを押えられませんでした。最初の放送は「旧日本海軍軍令部の偽りの戦果報告で、その後の戦争指導を誤ることとなり、戦争を長引かせ内外に甚大な惨禍を増大させた」こと。また、次の放送では、そんな戦争大責任があるにもかかわらず、敗戦後旧海軍の幹部が当時の日本政府をも無視し、そしてできたばかりの日本国憲法をも尻目に、アメリカの軍部と連絡を取り合って海軍復活を画策し、今の海上自衛隊の基となる組織を作ったこと。更に、そこの要職に自分たちが座ったこと。また、アメリカ国務長官ダレスの日本における情報提供者であるジャーナリストは、天皇が側近に「日米友好に貢献するため公職追放を緩和すべきである。有能で善意の人々は国のためにきっと役に立ってくれる。」(要旨)と語ったとされることを“天皇のメッセージ”としてダレスに報告していることなどなど。これらは本来、重大な戦争責任を負って公職追放されていなければならぬ者たちを再び戦後の日本の表舞台に再登場させたものであり神をも恐れぬ恥知らずな所業に仰天しました。そして、歴代海上自衛隊の幹部たちは「旧海軍の良き伝統を引き継いだ」などと、うそぶいておりました。イージス艦の派遣など、シビリアンコントロール無視の体質までも帝国海軍の「良き伝統」を引き継いでいる節が数々と思い当たります。
 世界の平和はやはり武力ではだめ。日本は国際政治上でアメリカやヨーロッパの国々とは異なる立場にあり、現実的な安全保障はテロの大元たる貧困、失業、病気、環境破壊、差別、教育などの問題解決に本気で取組むことであることがはっきりしています。
 有事法制により軍備拡張に走り、アメリカのように軍産複合体を肥大化させれば、経済構造は軍需に頼る不健康なものとなり、さらなる国債の大増発か、高齢化した社会の福祉を削るしかないことが目に見えています。 
 このたびのレポートと紹介頂いたHPでその感を強くしました。
 有難うございました。
「8.6ヒロシマ大行動」参加報告(写真集)はこちら

「8.6ヒロシマ大行動参加の記」(お便り)はこちら
 
* お詫び:上記のXXXの部分は8月21日付けで訂正しました。文意は全く変わっておりません
  が、再放送で確認した結果、次の点を修正させて頂きました。
  (誤) <天皇がGHQに公職追放緩和を要請した>との趣旨に表現した。
  (正) <天皇が側近に公職追放緩和の話したことが、ダレスの日本における情報提供者に
     よって“天皇のメッセージ”として報告された>との趣旨にすべきでした。

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